目標偏差値の信頼度□「目標偏差値って?」「実力相応校って?」確かに漠然としていてつかみにくいですね。 塾によって、学校の偏差値の基準が合格確率80%のところだったり、 75%のところだったりもしますし、 模擬テストと傾向が似ている学校であれば信頼度も高いですが、 そうでない学校だと、なんの参考にもなりそうになかったり 提示された目標偏差値の信頼度は一律ではなくて、曖昧です。 まず、合格確率75%とか80%のラインだけではなかなか判断が難しいです。 塾が持っている資料の中に、その模擬テストの追跡調査というものがあるのですが、(その基準も塾や模擬テストによってまちまちですが、) 昨年の各生徒の6年生の最後の3回の平均偏差値を出し、 受験校ごとに受験者の分布、その学校の合否の分布を出してあるのが 一般的ではないかと思います。 目標偏差値で真っ二つに合否が分かれている学校もありますし、 目標偏差値を超えていてもかなりの受験生が不合格になっている場合も、 また、目標偏差値に全然足りていない受験生が結構合格している場合もあります。 □合格者人数が多い場合は、合格者の幅が広いことが多いです。 入試日程で同日に同じぐらいのランクの学校のない場合や、 他府県からの受験生も多く受験する学校の場合、 目標偏差値が55だったとすると、合格確率50%のラインは45ぐらいだったりします。 こういう場合、偏差値44ぐらいでも過去問やりまくって受験すれば 合格の可能性は半々以上。52~3あれば安全圏。 他府県から、志望校受験の前に「合格一つもらって勢いつけて」という 受験生で偏差値65以上の子もばんばん受験する代わりに その子達は実際に合格はするけど入学する子たちではありません。 そういう子たちも数に入れての合格確率75%ラインの計算となりますから、 実際に入学してみると、偏差値50~55ぐらいの子が大半であるといえます。 このような学校を受験する際は、目標偏差値ぐらいの生徒は、通常どおりに受験できれば 受験者の中で上位2割以内に入っていると考えていいと思います。 また、目標偏差値に足りていない受験でも無謀というわけではありません。 □統一日など多くの入試が実施される日の場合は、全くちがいます。 受験生が本命校としている学校に輪切りされていくような形で、 飛びぬけた上位も下位も受験しに来ていませんし、 実力も同じぐらいの子がひしめきあいますから、 合格確率75%のラインが55だとして、 合格確率50%のラインは52・・・というように、僅差での戦いとなります。 たとえ目標偏差値をクリアしていても、入試間近に志望校変更した・・・ などの事情があって過去問題の練習をしていなければ、 その中学への入学を目標に過去問題の傾向をしっかりつかんでいる 少し成績が下の生徒にひっくり返されるなんてこともざらにあります。 ですが、データはあくまで昨年の受験生を形式的に計算したもの。 偏差値1~2程度目標偏差値に足りないというのは、誤差の範囲内。 さほど気にすることないと思います。 過去問にしっかり取り組んでおきましょう。 入試日程が変更になっていたり、二次試験などを実施していなかったのに 今年はする・・・とか、そういう変更によっても大きく変動します。 これは、学校別に塾と細かく相談する必要があると思います。 不安が残る方は、受験しようと思っている学校の目標偏差値が合格確率何%のものなのかということと、合格確率50%だと偏差値どのぐらいかということを塾に確認されるといいと思います。 目標偏差値をクリアしていれば、ほぼ全員が合格している中学なのか、 それとも上位でも不合格というのがちょくちょくとありえる中学なのか という点も、塾に尋ねれば答えてくれると思います。 クセのある入試問題を出すところほど、模擬テストでの順位が参考になりにくいということも言えます。 ※このブログを応援してくださいます方は、クリックしてくださいますようお願いします。 <(_ _)>今後の更新がんばります。→ →続きを読む。 →TOPに戻る。 ジャンル別一覧
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